実印とは
実印とは印鑑登録したハンコ、スタンプのことをいいます。では印鑑登録とは?
私たち個人が市区町村役場に特定の印鑑を登録すると、その印鑑が登録されたものに間違いないという証明をしてくれます。
この登録した印鑑を実印といい、市区町村役場が行う証明を印鑑証明といいます。
個人の実印について
実印は個人が使用する印鑑の中で最も重要な印鑑であり、法律上・社会上の権利・義務の発生を伴います。 区市町村役所へ印鑑登録を行い、印鑑証明を受ける印鑑です。契約書類、土地、家屋などの不動産登録売買、自動車登録等に使用し、財産相続など自分を証明する時などにも使います。 基本的には姓と名の両方を入れますが、大抵の市区町村は姓や名のみでも大丈夫です。独身女性の方は、名のみで彫刻される方も多く、特に個人的に重要なはんこですので象牙などの高級な印材のものが選択されることが多いことも特長です。
※印鑑条例は各都道府県の市町村で異なりますので、一度区役所・市役所に確認してみてください。
※実印は一個人を証明するための物ですので、家族であっても必ず一人に一つずつ作る必要があります。
会社の実印について
会社設立の際に法務局に法人の権利義務関係を立証する為に登録しなければならないのが代表者印です。
会社が重要な取引を行う際に契約書などで使用する場合もあります。
登記所に提出する印鑑の大きさは、辺の長さが1センチメートルの正方形に収まるもの又は辺の長さが3センチメートルの正方形に収まらないものであってはならないとされており(商業登記規則第9条第3項)、また、印鑑は照合に適するものでなければならない(同規則第9条第4項)とされています。
法人実印は外枠に団体名が回文として入り、内枠に代表者の役職名が入ります。
法人の形態によって代表者の役職名の表記は変わります。
実印の材質について
実印は唯一他人に対して自分を証明できる印鑑です。
ですから、自分自身の証明するものとして、一生にわたって、長く使えるものがよいでしょう。
もちろん、象牙が材質として、耐久性も高く、摩滅や破損がなく一番よいと思いますが、ただ、価格のこともあるので、黒水牛やオランダ水牛でも大丈夫でしょう。
柘(つげ)は、価格的にお手ごろで、まだ若いときに作られるときは柘で十分ですが、年をとるに従って良いものが欲しくなってきます。
意外と車や貴金属などと同じように、印鑑でその人の判断材料にされる時もあるようです。
実印は自分を証明するものです。悪用されると大変なことになります。 保管にはくれぐれも気をつけましょう。
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